太氣至誠拳法 武禅会
太氣至誠拳法武禅会は、武術・養生の両方面において多大な功績を残した王向斎 (オウコウサイ1885~1963)が創始した意拳(大成拳)の流れを汲む武術・養生団体です。
王向斎は国手(国を代表する拳法家)と呼ばれ、当代随一の武術家でした。 同時に、中医研究院、河北省中医研究院、広安門医院、保定中医医院などの医療機関で站椿 (元来は養生法であり武術の鍛錬法であるが、王向斎は養生法としても指導した)を指導するなど 医療保健事業においても大いに貢献し、著名な気功家の殆どが彼の指導を受けていました。 王向斎は拳法と養生は分けることのできないものと考え、 「養生と拳術は一つだ。拳術とは一種の養生運動であり、拳術だからといってあれこれ手足を動かしていればいいというものではない。 拳術を練ることばかりにとらわれると、しばしば息をつめたり過度に緊張しがちである。 これは養生にとっていいことではない。実戦でも役に立たない。 自分のバランスを保つ力さえあれば、あとは実際の状況に応じて本能的に発すればよい。 そうすれば相手(敵)の体勢を崩し、戦闘能力を喪失させることができる。」と述べていました。
その王向斎の武術を受け継ぎ日本武術のエッセンスを取り入れ太氣至誠拳法を創始した澤井健一。
澤井から教えを受けた島田道男は1985年、気功会を開くことを澤井に命じられ東京都小金井市に道場を開設しました。
そして2011年、島田の弟子である松井欧時朗が気功会支部として気功会松井道場を開設。
同時に顧問として(故)佐藤聖二先生(太氣拳・意拳拳学研究会主宰)、鹿志村英雄先生(太氣拳中道会主宰)、天野敏先生(太氣拳太氣会主宰)を迎えます。
2016年10月、島田道男師範の命により太気拳気功会松井道場は太氣至誠拳法武禅会として独立。
太気拳の根幹をなす「根源の力」の追求を通じて養生と護身の確立を目指し札幌を拠点に日々精進しています。
太氣至誠拳法 武禅会 師範 松井欧時朗プロフィール
1972年生まれ
早稲田大学商学部卒 体育局日本拳法部副将 学生選手権技能賞等受賞
バックパックをかつぎ世界を放浪。
チベットで遭難し遺書を書くが生還、エクアドルではスパイに間違われ拘束される。
三井物産株式会社入社
総合格闘技道場に入門
仕事のストレス解消のつもりがPRIDE等に参戦していたトップ選手らに鍛えられる。
太氣至誠拳法気功会・島田道男師範に弟子入り
散打大会等に参戦、優勝など受賞歴多数。
三井物産を退社し、マックスファクトリー(株)設立
貿易及びネット関連事業。
月刊「秘伝」にて非定期連載を持ち、様々な流派の武術の先生方と交流させていただく。
2011年 太氣至誠拳法気功会 松井道場 設立
島田道男師範の太氣至誠拳法気功会、その北海道支部として発足。
2016年 太氣至誠拳法武禅会 設立
師の命を受け気功会より独立。
北海道札幌市を中心に太気拳の普及活動を行っている。
太氣至誠拳法 武禅会 (師範 松井欧時朗)
(運営事務局)北海道札幌市東区丘珠町593-45-2
TEL : 050-3476-8526
非定期にセミナー予定や武術の話を中心に活動内容などをお知らせいたします。武術のコツ、少し踏み込んだ練習内容などもお伝えしています。
先人の遺してくれた貴重な文化遺産である太気拳の楽しさと奥深さを分かち合えれば幸いです。
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