21Feb
気と本気と全力と

気と本気と全力と

「本気」 本気ですれば、たいていなことは出来る。 本気ですれば、何でも面白い。 本気でしていると、誰かが助けてくれる。 人間を幸福にするために、本気で働いているものは、みんな幸福で、みんな偉い。 「全力」 大関の相撲、名優の芝居、幼稚園の運動会、見ていると涙が出る。 全力があまりに神々しいからである。 はちきれるほどに熟したスイカの美しさ。 咲けるだけ咲いた野菊の美しさ、...

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17Feb
TESTIMONIAL OF TAIKIKEN BUZENKAI

TESTIMONIAL OF TAIKIKEN BUZENKAI

During my holiday this past December, I had the privilege of training with Ojiro Sensei and his class. I attended five sessions, where I was introduced to the fundamentals of Tai Ki Ken, as well as th...

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14Feb
敵と友達になる

敵と友達になる

昔、合気道をしていた。 合気道の極意は「敵と友達になること」だと言われた。 詭弁だと思った。 だけど、本当にそうだった。 敵から身を守るのが武術だ。 使ってはいけない技なんてない。 総合格闘技は、技の制限が少ないからこそ強さに説得力がある。 だったら笑顔だって、言葉だって、使えばいい。 身を守るための最善策は、戦わないことだ。 彼と我を対立させるから争いがおこる。 相対...

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3Feb
相打ち

相打ち

打たれたら打つ 相手が打ってきたら守るのではなく、ためらうことなく打ち返す。 相打ちが基本にして極意です。 相打ちを突き詰めていくと、一方的に自分のみが打てるようになります。 そしてお互いが打てず打たずに至り、争いを未然に防ぎます。 なぜ相打ちか 攻撃ではなく身を守ることが武術じゃないの?と思われるかもしれません。 もちろん身を守ることが大切です。守るためにこそ、相打ちが有効...

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24Jan
削ぎ落として、のこるもの

削ぎ落として、のこるもの

"Perfection is achieved, not when there is nothing more to add, but when there is nothing left to take away." 「完璧さは、加えるものがなくなったときではなく削るものがなくなったときにあらわれる」 (「星の王子様」著者、サン=テグジュベリ) 総合格闘技のレベルがどんどん上がって...

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20Jan
流水の如く

流水の如く

川の流れに意思はなく、ただ重力に従い川下に流れます。 そこに小石があれば押し流します。 大きな石があればその脇を流れます。 水は、小さい石だから押し流してやろう、大きい石だから避けて通ろう、とは考えていません。 組手でも、このようにあれればと思います。 相手が自分よりも軽く力が弱いからプレッシャーを与えよう、相手の方が大きいから脚を使って動こう、と相手に合わせて変化することはしません...

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17Jan
太気拳気功会四十周年記念演武会

太気拳気功会四十周年記念演武会

2025年1月、太気拳気功会40周年記念演武会が開催されました。 (気功会師範の島田先生は私の師、当武禅会は気功会松井道場としてスタートし、その後島田先生に武禅会として開いて頂きました。) 太気会天野敏先生、中道会鹿志村英雄先生に加え、東京オリンピックで日本レスリングチームの監督を務められた西口茂樹先生がご来賓として列席されました。 先生方の演武と道場生の組手もあり、厳かな中にも楽し...

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15Jan
怠惰の美徳

怠惰の美徳

「私は怠けものです。怠けものというよりは、どんな場合でも楽な姿勢をとりたい性質です。近頃そうなったのではなくて、生まれつきそうなのです。しかし楽な姿勢といっても、日向に寝そべっている猫のような、あんな無為は好きではありません。少年の頃見たことがあるのですが、風の吹く枝に逆さにぶら下がっている蝙蝠のような形。あんな形が好きです。また早瀬のなかで、流れにさからって静止している魚の形。あの蝙蝠や魚は、風...

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10Jan
こだわりのない心身

こだわりのない心身

「圧力をかけているんだけれど、いつでも後ろに引ける状態を作っているという。あれはすごいよ。」 総合格闘技で飛ぶ鳥を落とす勢いだった朝倉未来選手が、ボクシング元世界王者、フロイド・メイウェザー選手と戦ったあとの言葉です。 「相手に圧力をかけつつ、いつでも後ろに引ける状態」こそ、立禅で養っている力です。 組手に際して攻撃を避けることに専念しているような体勢・心構えでは相手はそれを感じ...

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3Jan
「不動心」は「自在に動く心」

「不動心」は「自在に動く心」

不動心とは 不動心とは石のように「動かない心」ではなく「とらわれなく自在に動く心」です。 そして立禅は不動心を得る修練でもあります。 (太気拳においては精神的な面よりも、物理、神経面に焦点を合わせることが主体です。ただ、ここは明確な分別はできません。) 動くのになぜ不動か 不動心とは「今」を基準にしたとき、「不動」ということです。 「今」は刻々と変化しています。 その「今」の...

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