武術においては前後左右の敵に対して、押す、引く、打つなどの力が求められます。 しかし、我々はこの「前後左右への力」ではなく「上下への力」こそが武術の基本だと考えています。 人間は二本の足で、地面を踏みしめて立っています。 前からの力に対抗するのは、足裏と地面との摩擦力。 ツルツルの氷の上では簡単に押されてしまうし、足が地面に固定されていれば押されても耐えることができます...
Read More月刊フルコンタクトKARATE 2014年10月号に続き現在発売中の11月号に、意拳x太気拳交流記 姚老師意拳セミナー(中編)が掲載されました。 太気拳の源流である意拳。 その正統後継者である姚承栄先生来日の際のセミナー特集です。 10月号は基本である站椿(立禅)について、11月号は站椿で養った力を動きの中で活かす為の稽古法を紹介し...
Read More武術はレクリエーション。 レクリエーションの意味を調べると、 recreation:休養、気晴らし なんだか軽い感じがしますね。 しかし、私はこのように読みます。 re-creation:ふたたび-創造する 「武術は自分を再び創造する行為である」 稽古するうちに、気持ちが癒され身体がよみがえる。 心静まり気血は巡り...
Read More太気拳(正式名称:太氣至誠拳法)は澤井健一が中国にて意拳創始者王向斎より意拳を学び、日本に帰国後創始した拳法です。 その太気拳のルーツとも言える意拳を中国で現代に伝える姚承栄先生が来日され、稽古をつけていただきました。 (姚先生は我が師、島田道男先生と従兄弟のような関係となります。) 姚承栄先生とは十数年前に一度、北京にてお会いしたことがあるのですが、それ以来です。 当時は太気拳に入門したば...
Read More私の師である太気至誠拳法気功会・島田道男先生を札幌にお迎えし、稽古会を開催しました。 参加された方は、意と身の膨張・収縮・螺旋がなぜ重要なのか、いかに力を生むのか、それらについて体感を通して理解を深められたことと思います。 普段の稽古ではつい言葉で技や理論の説明をしてしまいます。 しかし、武術は初めに身体ありき。 言葉は多くの情報をばっさりと切り捨てて均質...
Read More女性が男性と闘えば、力の差は歴然としており不利なように思えます。 でもそれは、「力対力」の構図で闘いを挑むから。パワーで劣る女性が対等に闘うには、筋力やスピードに頼らない闘い方が肝心です。 そのように考えながら、松井道場に通う女性がいます。小樽の会社員・喜多村さん―。 彼女は最初、闘い方も何も知らなかった素人。もちろん組手をするのも恐怖感がありました。...
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