3Mar
ハレとケ

ハレとケ

今日は桃の節句、ひな祭り。 日本人にとってはハレの日です。   「ハレ」とは祭りなどの非日常。 その逆は「ケ」。労働の日々です。   人は「ケ」である日々、生きる為にエネルギー(気)を使っています。 そして、ハレである収穫祭や正月で楽しみ、騒ぎ、気を充填する。   「ケガレ」という言葉は「気枯れ」が語源ともされているそうです。   気を集めるのが「ハレ」、...

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1Mar
前後への力は上下への力

前後への力は上下への力

武術においては前後左右の敵に対して、押す、引く、打つなどの力が求められます。   しかし、我々はこの「前後左右への力」ではなく「上下への力」こそが武術の基本だと考えています。   人間は二本の足で、地面を踏みしめて立っています。 前からの力に対抗するのは、足裏と地面との摩擦力。 ツルツルの氷の上では簡単に押されてしまうし、足が地面に固定されていれば押されても耐えることができます...

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30Jan
鼓のように

鼓のように

太鼓のように響く身体。 スムーズに透る身体。   音は振動、衝撃波。 太鼓のように打てばドーンと響く身体。 脚から打点へ力が滞りなく伝わる身体。 どこが当たっても、身体全体の力が伝わる身体。 おかしな構造、無駄な力みが邪魔をする。   打つ相手もまた太鼓のように。 相手の身体が響くように打つ。 エネルギーが効率よく伝わるように。   そして太鼓のように打てば「間、髪...

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31Dec
稽古納め

稽古納め

本年は27日に無事稽古納め。    以前はもっと強くなりたい、もっと上手くなりたい、と稽古していました。  今は、自然でありたい、と稽古しています。    重力や遠心力、心や身体の構造に逆らわない。  そして矛盾は矛盾のままに。    会員のみなさんの上達が著しい一年でした。  本年もみなさん、ありがとうござ...

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8Oct
充実する、備える

充実する、備える

身体と気分が準備できている、充実している。  それが立禅の状態。    「はっくしょん」というくしゃみ。  「はっ」で溜めて、  「くしょん」で出す。    組手において。  打つチャンスが到来したときに「はっくしょん」では遅い。  「くしょん」でないと。    立禅をすると充満する、充実...

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6Oct
フルコンタクトKARATE 11月号掲載

フルコンタクトKARATE 11月号掲載

月刊フルコンタクトKARATE 2014年10月号に続き現在発売中の11月号に、意拳x太気拳交流記 姚老師意拳セミナー(中編)が掲載されました。    太気拳の源流である意拳。  その正統後継者である姚承栄先生来日の際のセミナー特集です。    10月号は基本である站椿(立禅)について、11月号は站椿で養った力を動きの中で活かす為の稽古法を紹介し...

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12Sep
武術はレクリエーション

武術はレクリエーション

武術はレクリエーション。   レクリエーションの意味を調べると、 recreation:休養、気晴らし なんだか軽い感じがしますね。   しかし、私はこのように読みます。   re-creation:ふたたび-創造する   「武術は自分を再び創造する行為である」   稽古するうちに、気持ちが癒され身体がよみがえる。   心静まり気血は巡り...

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2Sep
意拳・姚承栄先生の来日

意拳・姚承栄先生の来日

太気拳(正式名称:太氣至誠拳法)は澤井健一が中国にて意拳創始者王向斎より意拳を学び、日本に帰国後創始した拳法です。 その太気拳のルーツとも言える意拳を中国で現代に伝える姚承栄先生が来日され、稽古をつけていただきました。 (姚先生は我が師、島田道男先生と従兄弟のような関係となります。) 姚承栄先生とは十数年前に一度、北京にてお会いしたことがあるのですが、それ以来です。 当時は太気拳に入門したば...

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8Jul
太気拳気功会島田道男師範 札幌セミナー

太気拳気功会島田道男師範 札幌セミナー

私の師である太気至誠拳法気功会・島田道男先生を札幌にお迎えし、稽古会を開催しました。   参加された方は、意と身の膨張・収縮・螺旋がなぜ重要なのか、いかに力を生むのか、それらについて体感を通して理解を深められたことと思います。   普段の稽古ではつい言葉で技や理論の説明をしてしまいます。 しかし、武術は初めに身体ありき。   言葉は多くの情報をばっさりと切り捨てて均質...

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24Dec
会員の声・小樽の会社員 喜多村さん

会員の声・小樽の会社員 喜多村さん

 女性が男性と闘えば、力の差は歴然としており不利なように思えます。  でもそれは、「力対力」の構図で闘いを挑むから。パワーで劣る女性が対等に闘うには、筋力やスピードに頼らない闘い方が肝心です。  そのように考えながら、松井道場に通う女性がいます。小樽の会社員・喜多村さん―。  彼女は最初、闘い方も何も知らなかった素人。もちろん組手をするのも恐怖感がありました。...

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