29Mar
張る気

張る気

昨日、函館に転勤となる会員の壮行会をしました。 (もう一人、岩手に転勤となる方もいたのですが、その方の話はまた後日。)   当会では組手をする方と養生的な稽古をメインとして組手をしない方がいるのですが、 函館行きの彼は空手、ボクシングなども経験している武闘派。   なので壮行会は全員との組手です。 通常は会員複数人が交代でするのですが、今回は彼1人で休みなしに5、6人の連続組手...

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17Mar
飛び上がる、着地する

飛び上がる、着地する

方向性が固定されていない自由な身体と心。   「ジャンプの瞬間」と「着地の瞬間」、身体はほぼ同じ状態です。 地面からの力を利用しようとしているか、吸収しようとしているか。 動画の逆再生のようで、一時停止してみるとどちらの瞬間か分かりません。   ちなみに「ジャンプしよう」と思ってしゃがむのでは準備ができていません。 それは「ジャンプの瞬間」ではなく、「ジャンプの一瞬前」。 そう...

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8Mar
強いがあるから弱いがある

強いがあるから弱いがある

大辞林で「無敵」という言葉を調べると、 「相手となるものがないほどに強いこと」 とあります。   一方、武術的・気功的には、「無敵」とは、   「敵という概念が無い」   という状態を指しているのだと感じます。   強いがあるから弱いがある。 大きいがあるから小さいがある。   相対の世界から絶対の世界への移行。   日々の地道な稽古によ...

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3Mar
ハレとケ

ハレとケ

今日は桃の節句、ひな祭り。 日本人にとってはハレの日です。   「ハレ」とは祭りなどの非日常。 その逆は「ケ」。労働の日々です。   人は「ケ」である日々、生きる為にエネルギー(気)を使っています。 そして、ハレである収穫祭や正月で楽しみ、騒ぎ、気を充填する。   「ケガレ」という言葉は「気枯れ」が語源ともされているそうです。   気を集めるのが「ハレ」、...

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1Mar
前後への力は上下への力

前後への力は上下への力

武術においては前後左右の敵に対して、押す、引く、打つなどの力が求められます。   しかし、我々はこの「前後左右への力」ではなく「上下への力」こそが武術の基本だと考えています。   人間は二本の足で、地面を踏みしめて立っています。 前からの力に対抗するのは、足裏と地面との摩擦力。 ツルツルの氷の上では簡単に押されてしまうし、足が地面に固定されていれば押されても耐えることができます...

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