方向性が固定されていない自由な身体と心。 「ジャンプの瞬間」と「着地の瞬間」、身体はほぼ同じ状態です。 地面からの力を利用しようとしているか、吸収しようとしているか。 動画の逆再生のようで、一時停止してみるとどちらの瞬間か分かりません。 ちなみに「ジャンプしよう」と思ってしゃがむのでは準備ができていません。 それは「ジャンプの瞬間」ではなく、「ジャンプの一瞬前」。 そう...
Read More大辞林で「無敵」という言葉を調べると、 「相手となるものがないほどに強いこと」 とあります。 一方、武術的・気功的には、「無敵」とは、 「敵という概念が無い」 という状態を指しているのだと感じます。 強いがあるから弱いがある。 大きいがあるから小さいがある。 相対の世界から絶対の世界への移行。 日々の地道な稽古によ...
Read More武術においては前後左右の敵に対して、押す、引く、打つなどの力が求められます。 しかし、我々はこの「前後左右への力」ではなく「上下への力」こそが武術の基本だと考えています。 人間は二本の足で、地面を踏みしめて立っています。 前からの力に対抗するのは、足裏と地面との摩擦力。 ツルツルの氷の上では簡単に押されてしまうし、足が地面に固定されていれば押されても耐えることができます...
Read More私の師である島田道男先生主宰の太気拳気功会30周年記念演武会に参加しました。 先生方の動きには風格ともいうべきものが備わっています。 見た目は異なっていても通ずるものがあり、それが太気拳、そして武術の中核をなすもの。 その中核、一点を求める行為が稽古。 百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず。 新年に際し、一層研鑽を積むべし...
Read More月刊フルコンタクトKARATE 2014年10月号に続き現在発売中の11月号に、意拳x太気拳交流記 姚老師意拳セミナー(中編)が掲載されました。 太気拳の源流である意拳。 その正統後継者である姚承栄先生来日の際のセミナー特集です。 10月号は基本である站椿(立禅)について、11月号は站椿で養った力を動きの中で活かす為の稽古法を紹介し...
Read More武術はレクリエーション。 レクリエーションの意味を調べると、 recreation:休養、気晴らし なんだか軽い感じがしますね。 しかし、私はこのように読みます。 re-creation:ふたたび-創造する 「武術は自分を再び創造する行為である」 稽古するうちに、気持ちが癒され身体がよみがえる。 心静まり気血は巡り...
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