「正しさ」の基準

April 4th, 2025

大きな力を発揮するには正しい型・フォーム(=物理的構造)が不可欠だ。
筋骨隆々であっても正しい型がなければその力を活かしきれない。
伝統武術では型を通して流派特有の力の出しかたを学ぶ。
現代格闘技でも基本のフォームをまず練習する。

型は目で見ることができる。
だから師の型の真似をするが、なぜか同じような力がでない。
型と力が伴わないのだ。

それは外見からは正しい構造とは何か、はわからないからだ。
自転車に乗れる人は、身体を横に傾けても乗ることができる。
乗れない人は、身体をまっすぐに(一見)適正に保っても乗ることができない。
この場合傾けた姿勢と適正に見える姿勢、どちらが「正しい」だろうか。

「正しい」というからには基準が必要だ。
地球上の物体が受ける最も大きな外力は重力、人間もその例外ではない。
だからあらゆる流派や競技に共通の「正しい」の基準は重力だ。
そこから生じる重心や鉛直線だ。
重力に従った形とは、バランスのとれた形ともいえる。
バランスが取れているからこそ、大きな力も発揮することができるのだ。
素直に、自然に従うしかない。

ソウルの街角、神業駐車

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