信頼を基礎とした社会

February 7th, 2025

昨年、フィンランド、ノルウェー、エストニアに行きました。
短い滞在期間で隣の芝生が青く見えただけかもしれませんが、「個人への信頼と自己責任を基礎とした社会」だと感じました。

たとえばホテルの朝食ブフェです。
会場はホテル1階のカフェ、1人5000円。
外から誰でも入ってこられるところですが名前や部屋番号のチェックはありません。自由に入って食べることができます。

電車の駅には改札がありません。
切符を買わずに見つかれば高額のペナルティを取られる仕組みです。

また道路の半分をふさいでショベルカーが作業をしていましたが、交通整理のガードマンや、赤いパイロンのような囲いはありません。
だけど問題なく車は譲り合って通っています。

過剰に不正を防止したり安全を確保したりしない。
人口の少ない国々なので、混雑が少なく効率化の必要もあるのだとは思います。
老子は小国寡民(国が小さく民が少ない)が理想の国家だと言いましたが、頷けることが多々ありました。

皆がちゃんと生きていれば、社会はシンプルになれそうです。

フィンランドのオーロラ、肉眼では白く見えます