ハレとケ

March 3rd, 2015

今日は桃の節句、ひな祭り。
日本人にとってはハレの日です。
 
「ハレ」とは祭りなどの非日常。
その逆は「ケ」。労働の日々です。
 
人は「ケ」である日々、生きる為にエネルギー(気)を使っています。
そして、ハレである収穫祭や正月で楽しみ、騒ぎ、気を充填する。
 
「ケガレ」という言葉は「気枯れ」が語源ともされているそうです。
 
気を集めるのが「ハレ」、気を散じさせるのが「ケ」。
とすると、立禅とはまさにハレの練功法。
気を充填する行為です。
 
気を充填するといっても実感がわかないかもしれません。
ですが、要点を守って立禅をすると、スッキリする、気分がよくなる、そんな感覚を味わうことができます。
武術的な力はこのベースがなくてはありえません。
 
ハレバレとした気分でいきましょう。